2019年11月15日に特典航空券の制度が大幅に変更になり、以前よりも使い易くなった?ユナイテッド航空のマイレージプラス。今回は、とってもお得・便利にANA国内線の特典航空券を予約できるユナイテッド航空の特典航空券予約/発券の方法についてまとめてみます。
- マイル有効期限なし
- 燃油サーチャージなし
- 第3者の特典航空券も発券可能
- 国内線はANAよりもお得な場合も
- 20日以内の特典航空券は必要マイル数500アップ
- 特典航空券のキャンセル料無料
めにゅう
ユナイテッド航空(United airline)とは
まずは、ユナイテッド航空はどんな会社か、について少し触れておきます。ユナイテッド航空は、アメリカを拠点にした航空会社で、世界第4位の規模を誇る航空会社です。そして、ANAも所属するスターアライアンスの中心的メンバーです。そんな、ユナイテッド航空のマイレージプログラムは、『マイレージプラス』という名称になっています。そして、このマイレージプラスは以下のような特徴を持っています。
- マイル有効期限なし
- 燃油サーチャージなし
- 第3者の特典航空券も発券可能
- 国内線はANAよりもお得な場合も
- 20日以内の特典航空券は必要マイル数500アップ
- 特典航空券のキャンセル料無料
それでは、それぞれの特徴について見ていきたいと思います。
マイル期限なし
以前は、マイレージプラスのマイルも期限がありましたが、2019年8月に突然マイルの有効期限が無くなりました。マイルの有効期限が無くなったのは、とっても良いことですね。これで、期限を気にせず、いくらでもマイレージを貯めてドカンと利用することが可能になります。この他には、デルタ航空は以前からマイルの有効期限がありませんでした。
燃油サーチャージなし
これ、地味に大きいと思います。国内線では、サーチャージは不要ですが、海外航空券では、航空券並みの燃油サーチャージを取られることもありますので、メリット大ですね。
第3者の特典航空券も発券可能
国内の航空会社は、基本的に本人の航空券のみが発券対象であり、クレジットカード等を作ることによって、配偶者、両親等への発券も可能になりますが、ユナイテッド航空は最初から誰に対しても航空券を発券することが可能です。これも利便性の観点から行くとかなりポイント高いですね。
特典航空券のキャンセル料無料
2023年1月1日以降、ユナイテッド航空の特典航空券については、キャンセル料が無料となりました。これは、一般会員、上級会員に関係なく全ての人が対象ですので、自由に特典航空券の予約・変更が可能となりました。これは、地味なようですがかなり大きいアドバンテージですね。
国内線はANAよりもお得
2020年7月1日から再度変更が入っています。800マイル以内が5,500マイル(20日以内は6,000マイル)、801マイル以上が8,800マイル(20日以内は9,600マイル)へと改善されています。
(こちらは過去情報)
2019年11月15日に変更されたポイントの1つがこちらです。これまでは、60日以内の特典航空券の発券には、結構な手数料が掛かっていました。しかし、これからは、その手数料がなくなり、その代わりに、30日以内の特典航空券は必要なマイル数が3500マイルアップしています(国内線・国際線全て)。これを高いと思うか、妥当と思うかは人それぞれだと思いますが、少なくとも60日だったのが、30日に変更されたのは改善だと思っています。
区間マイル | 発券時期 | マイル数 |
800マイル以内 | 20日以内 | 6,000 |
21日以前 | 5,500 | |
801マイル以上 | 20日以内 | 9,600 |
21日以前 | 8,800 |
そして、21日以前に予約を完了しておけば、ユナイテッド航空が一番お得なのは、間違いありません。ユナイテッド航空は、800マイル以下の区間は片道5,500マイル、801マイル以上(羽田ー那覇線等)は、8,800マイルで発券可能です。しかも、シーズンによる差が無いんです。以下に示すのは、ANAの特典航空券のマイルチャートになります。
ご覧いただいて分かるように、ANAは距離に応じて4種類のグループに分かれ、片道最低5,000マイルですが、最高11,500マイル必要になっています。さらに、シーズンごとにロー、レギュラー、ハイの3種類を設けており、合計12種類のチャート、しかも最低5,000マイルで旅行できる便はごく少数でしかありません。これが、マイレージプラスは区間距離による5,500マイルと9,000マイルの2種類と発券時期による2種類(500マイルアップか否か)で合計4種類のチャートになっています。
マイレージプラスとANAマイルの比較@国内線
上記の区間距離だと少しイメージが沸きにくいので、羽田空港から各地への発券に必要なマイル数をマイレージプラスとANAマイルとで比較してみます(31日以前)。なお、ANAレギュラーは、ローとハイの間とお考え下さい。伊丹空港は5,000マイルで少し少ないマイルとなっており、沖縄はANAのローシーズンの方が安くなっていますが、それ以外は全てマイレージプラスの方が必要マイル数が少ないことが分かります。
着空港 | マイレージプラス | ANA:ロー | ANA:ハイ |
新千歳 | 5,500 | 6,000 | 9,000 |
青森 | 5,500 | 6,000 | 9,000 |
伊丹 | 5,500 | 5,000 | 7,500 |
広島 | 5,500 | 6,000 | 9,000 |
福岡 | 5,050 | 6,000 | 9,000 |
鹿児島 | 5,500 | 6,000 | 9,000 |
那覇 | 8,800 | 7,000 | 10,500 |
マイレージプラスはお得だけでなく便利
以上の結果を踏まえ、さらに、各社(JAL、ANA、ブリティッシュエアウェイズ、ユナイテッド航空)の特典航空券の特徴をまとめたのが以下の表になります。
JAL | BA | ANA | UA | |
利用対象者 | 2親等以内の親族等 | 誰でも可 | 2親等以内の親族等 | 誰でも可 |
予約開始日 | 330日前 | 330日前 | 年2回のタイミング | 約5か月前 |
予約終了日 | 搭乗日前日 | 搭乗日3日前 | 搭乗日前日 | 搭乗日当日 |
マイルの有効期限 | 3年 | マイルに増減が あった日から36か月後 |
3年 | なし |
キャンセル料 | 1000円 | 空港税のみ | 3000マイル | なし |
羽田ー新千歳 | 15000 | 12000 | 12000~ | 11000~ |
羽田ー香港往復(エコノミ) | 20000 | 22000 | 17000~ | 40000~ |
羽田ー香港往復(ビジネス) | 48000 | 44000 | 35000~ | 90000~ |
現状、ANAと比較してユナイテッド航空(UA)のマイレージプラスは、利用対象者、予約開始日、予約終了日、有効期限、国内線特典航空券の面で大きなアドバンテージがあります。
特典航空券を発券してみよう
ユナイテッド航空のチケットは、HP,アプリの両方で予約/発券することが出来ます。アプリ(グーグル、アップル)もありますが、まだ日本語に対応していないため、HPからの予約方法ご紹介します。
まずは、HPにアクセスすると最初から予約画面にアクセスできますので、必要な項目を入力しています。往復・片道の選択、『マイルの利用』にチェックします。出発地、到着地は3レターコードでも、英語(ローマ字)での入力でも大丈夫です。その他、出発日、到着日、人数を入力します。全てを入力し終えたら、『フライトを検索』ボタンをクリックします。
検索を終えると、以下のように、空きのある便が出発時間の早い順に並んで表示されます。デフォルトでは、直行便、1回経由、2回経由便まで検索してくれます。
このように経由便も出力してくれます。
検索結果画面で、『選択』をクリックすると、確認画面が表示されます。今回は、必要マイル数(1万マイル)に対し、私の保有マイルが少ないため、追加のマイルとして、現金を追加することで購入が可能になっています。
マイルが足りていれば、もちろんマイルだけで予約することが出来ます。
購入後は、このように、ユナイテッド航空のHP上から座席の指定も可能です。
発券から24時間以内なら無料でキャンセル可能
マイルを利用して特典航空券を予約したものの、もっといい時間へ変更したいなどの希望があった時でも、マイレージプラスであれば、『24時間以内のキャンセルが無料』となっています。
ただし、24時間経過後は、途端に手数料が掛かってきていしまいますので注意が必要です。例外的に、ユナイテッド航空の上級会員はキャンセル、変更は無料で行えますが、ほとんどの方は一般会員だと思いますので、75ドルも支払うとマイルの価値がすっ飛んでしまいますので、『ご予約は計画的に』行いましょう。
※ユナイテッドでは2020年12月31日まで、年内の予約変更またはキャンセルの手数料を免除しています。
出発日61日前まで | 出発日60日前以降 | |
一般会員 | 75米ドル | 125米ドル |
プレミアシルバー | 50米ドル | 100米ドル |
プレミアゴールド | 25米ドル | 75米ドル |
プレミアプラチナ | 無料 | 50米ドル |
プレミア1K | 無料 | 無料 |
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この特典は、知人に限り紹介可能という制度ですが、他に紹介してくれる人に心当たりがない方は、私からご紹介いたしますので、下記フォームからお問い合わせいただくと、私からご紹介のメールを差し上げます。
お名前はニックネームでも構いません。メールアドレスは忘れないようにお願いいたします。
上記フォームに入力いただければ、5分以内に応答メールが届きます。
もし届かない場合は、迷惑メールフォルダ等をご確認下さい。
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MileagePlusセゾンゴールドカード | 15,000円 | 1.50% |
MileagePlusセゾンプラチナカード | 36,000円 | 1.50% |
まとめ
ユナイテッド航空の特典航空券について、ANA利用国内線特典航空券の発券、必要マイル数、有効期限等において、ANAとの比較を行いました。そして、ユナイテッド航空のマイレージプラスは、ANAに対して必要マイル数、予約開始時期、利用者、有効期限などで大きなメリットがあることが分かりました。
ユナイテッド航空のマイルの貯め方については、SPGアメックスカードや、MileagePlusセゾンカードでコツコツ貯めていくのもアリです。特に、SPGアメックスカードは、還元率1.25%で貯めていける他、マリオットのゴールドステータスも取得できるなど、お得なこと間違いありません。
皆さんもご利用して見ては如何でしょうか。