いつもは、お得な情報をお届けしていますが、今回はちょっと毛色の違う情報をお届けしたいと思います。
エドパパが買ったわけではないのですが、兄が新型リーフを買っていたので、試乗してみました。
ちなみに、兄は実家に住んでいるためそんなに何回も試乗したわけではないですし、もう一度検証するのも時間がかかりますので、ご理解をお願いいたします。また、あくまでエドパパの私見です。
リーフってどんな車
とりあえず、リーフについてちょこっとおさらいです。新しい日産リーフの特徴は、以下の4つになるかと思います。
- e-Pedal
- ProPILOT
- ProPILOT Park
- 一充電走行距離400km
日産は、この車で新しい技術を1つ入れてきました。ProPILOT Park(自動駐車システム)です。これは、国産車では初めて導入されたらしいです。世界初はどこの車か分かりませんが、アメリカのテスラも搭載していますね。ちなみに、テスラは青山にショールームがあり、そこで試乗することができます。私の友人も試乗に行ってきていましたが、加速のパワーもすごく、自動駐車もバッチリだったそうです。
ちなみに、航続距離400kmというのも意外と大きいですよね。以前のリーフは100kmぐらいしか走らないのでちょっとした旅行にも心配ないですね。
e-Pedalは慣れが必要
e-Pedalとは、発進ー加減速ー停止までアクセルペダルだけで速度調節できるというものです。
アクセルペダルだけで運転するという選択肢があることを想像してみよう。
瞬時に加速するときは強く踏み込み、ゆるめればブレーキペダルを踏んだように確実に減速し、さらに停止までする。
ストップ&ゴーを繰り返す街中でのイージードライビングはもちろん、
ワインディングなどではメリハリの効いた加減速によるスポーティなドライビングを満喫できます。
つまり、アクセルペダルを離すと、エンジンブレーキだけでなく、制動ブレーキもかかるということです。アクセルペダルだけでも操作できますが、当然危険を感じた時などにブレーキを踏んで、もっと早く停車することも可能です。渋滞などではアクセル、ブレーキを頻繁に踏む必要があるのが、e-Pedalだとアクセル操作だけで良い、ということです。
でも、エドパパは、普通の道路で巡航速度で走行しているときには、足をペダルから離しています。でも、この新型リーフでは、ペダルから足を離してしまうと、車が減速を始めてしまいます。また、バックで走行しているときも速度を調節するためにアクセルペダルから足を離して慣性、徐行で走行するんですが、その時にも車が減速を始めてしまいます。
きっと、この車をずっと乗る人は、慣れるのでいいのでしょうが、たまにしか乗らない、普段普通の車、リーフの両方を乗る方はこの変の微妙な操作が慣れないかもしれません。
また、あまり渋滞のない、田舎ではその効果を実感しにくいかもしれません。むしろ、あまり同じ速度で巡航できず、渋滞ばかりな都会では大活躍な気がします。
自動駐車は時間が掛かる
皆さんが一番注目しているのがこの機能ではないでしょうか。エドパパも何回も試したわけではないですが、数回試した結果として、この機能は微妙だなと感じました。その理由としては、
- 駐車位置を自動で検出するのが遅い/上手くいかない
- 少し狭い駐車場では途中で止まってしまう
- 道路の脇にある家の駐車場に入れようとすると、走行車両の邪魔となってしまう
- 自動駐車中はボタンを押し続ける必要があり危ない
まず、自動駐車機能の説明ですが、
「1.駐車したい場所の手前でプロパイロットパーキングボタンを押して駐車したい場所の横に止めます→2.ナビの画面上にPマークが自動で検知される(されない時は手動でも可)→3.プロパイロットパーキングボタンを駐車完了まで押し続ける」ことで、自動駐車が可能です。
動いている車が周囲にいない駐車場であれば、確かにこの通りに駐車できます。
でも、まず手順1番目の、駐車位置を自動的に検出するのが、なかなかうまくいきません。1回目でバシッと駐車位置を検出してくれないと、どんどん時間が経ってしまいます。駐車しようとしている場所が、車が全くこないような場所ならいいですが、横を車が走ることがある、駐車場から車が出てきてしまう、等々があると、駐車のやり直しが起こってしまいます。そうすると、また車が来てしまったりして、悪循環となります。でも、手動で駐車位置を決定できるため、この点についてはそれほど問題ありません。
手順3番目のプロパイロットパーキングボタンを駐車完了まで押し続ける。ですが、これもかなり無理くさいです。
写真(赤枠)の通り、プロパイロットパーキングボタンは、膝の横の位置にあります。駐車中はこれをずっと押し続ける必要があります。そうです、手をそこにずっと置く必要があるんです。当然姿勢としては前かがみになります。そして、駐車がちゃんと行われるか、を確認するために、ナビ画面に見入ることになります。でも、駐車中に車、人が全く来ないような場所ならいいですが、車の往来があるような場所だと、自分の車の前、後ろに他車が来てしまいます。自動駐車がすぐスタートしてくれるなら問題ありませんが、上述の駐車位置を自動的に検出してくれない、手動で駐車位置を決定していたりすると、その間に車が横を通ろうとします。
ちょうど車が横を通ろうとした時に、プロパイロットパーキングボタンを押すと、駐車しようと急に斜め前に進み始めてしまいます。エドパパも実際、実家で駐車しようとした際に、画面を見ながら操作していると、後ろの車が追い越そうとして衝突しそうになってしまいました。
また、このプロパイロットパーキングボタンを押し続けるということは、片手がそこにとられます。そして、日産は、駐車中は、基本的にハンドルに手を添えましょうと言っています。
※写真は機能説明のためのイメージです。手放し運転を推奨するものではありません。ハンドルに手をかざし、安全運転を心がけてください。
いや、無理ですw。前かがみの姿勢で左手を前に出したまま、右手はハンドルに手をかざして、さらに車の周囲に注意を配るなんて。せめて両手をフリーにして、ハンドルに手を添えるならまだしもです。人間、そんなにいくつのこともできません。完全に画面だけに集中しちゃいます。
この写真は、周りに全く車がいない駐車場で、自動駐車を試した結果です。リーフの右後輪が白線をまたがってしまっていることが分かるでしょうか。そうです、枠の中にもちゃんと入りませんでした。
さらに、実家の駐車場は、両側が壁で囲われた駐車場となっています。そして、そのせいだと思いますが、自動駐車しようとしたら、お尻が50cmぐらい入ったところで、右後ろの壁を感知してしまい、途中で停まってしまいました。兄の話では、ちゃんと入ったこともあるようです(追記:その後、やっぱり途中で止まってしまい、最後まで自動駐車では停められないそうです)。途中で止まってしまうと、その後自分で駐車する必要があります。そして、その時点で、周囲を見るとまた車が前後に止まっていることに気づきます。
ちなみに、写真の通り、自動駐車するためには、駐車場に白線を引く必要があります。